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由井啓之「音響工学」講義録 060703更新 |
こっちの方聴いてもらいますね。(とYoshii9を指さす) (Yoshii9&iPodでスチャダラパーの曲が流れる。「いちいち説明しませんよ、分からん人は放っときますよ」の歌詞) これはちょっとふざけましてね、会社でしょっちゅう流しているんです。言って分らんかったら、「いちいち説明しませんよ」って、「放っときますよ」ってね(笑) 『そのスピーカーはMacと相性がいいのですか?』 相性がいいというかMacの音がいいんですよ。 原因は簡単な話しで、Apple社には音に従事している技術屋さんがね5〜6人いるんです。行くとその人達と話をするんですけどね。 われわれは色々の会社にライセンスしているんですが、どこ会社にも音響技術者はいない。 『特にパソコンメーカーにはね』 いないんです。彼らはコンパクトに作ったり、便利に作ったり、コストを下げて作ったり、そういうことだけで、出来たものは音はみんな同じだと思っているんです。だから、良くないんですね、プレーヤーの中身が変わっているというわけではないんです。 設計できて、製品が出来たときにApple社ではね、この音が悪いんじゃないかと、どうなんだろうなぁと彼らが気に入るまでは製品にしないと思うんですよね。それだけのことだと思うんです。
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