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―オーディオと音楽・タイムドメイン―
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Grand Scepter(GS-1)のカタログより抜粋
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「どこからともなく響いてくる感じを、音域の上限を鳴らすコントラバスの緊張感を感じとらせてくれる」
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オルガンとコントラバスによる『アルビノーニのアダージオ』では、オルガンの雰囲気が非常によかったと思います。
よく教会で、どこからともなく、オルガンの音が響いてくる.....という感じを経験することがありますけれども、その、いわゆるどこからともなくっていう感じ.....いろんなところから回ってきて、全体的な音に包まれるという感じ.....を再現して、部屋じゅうに、ひとつの音場をつくってくれる、このスピーカーには、そういう力があります。
余裕があるから、そういうことができるのでしょう。このコントラバスは、この楽器としてはかなり高域を使っています。
絶対音としては音域は低いのですが、その楽器としては、かなりの高音域を鳴らしているわけですから、それなりの緊張感があるわけです。
たとえば、オーケストラが「ウワーン」とフォルティッシモで鳴っているのに、ホルンだけが「ポーン」と聞こえてくるところがあります。
あれは、全体の音域からみると、ホルンの音域は真ん
中なのですけれども、ホルンとしてはふつうより高い音域で鳴らしているために、はっきり聴きとることができます。
そのように、ある楽器が示緊収感、そのトータルな表現、そういうものを、このグランセプターというスピーカーは、感じとらせてくれます。
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