奈良氷室神社観桜奉納芸能
氷室神社の名物、早咲きの枝垂れ桜のもとで下記により芸能奉納が行われました。
氷室神社御鎮座由来の大要
厳命天皇の御世、和銅3年7月22日、勅命により平城新都の左京、春日の御蓋の御料山(春日山)に鎮祀され、盛んに貯氷を起し冷の応用を教えられた。これが平城七朝の氷室で、世に平城氷室とも御蓋氷室とも春日の氷室とも稱せられた。翌和銅4年6月1日初めて献氷の勅祭を興され、毎年4月1日より9月30日迄平城京に氷を献上せられた。奈良朝七代70余年間は継続せられたが、平安遷都後はこの制度も廃止せられ、遂に150年を経て、清和天皇の御世、貞観2年2月1日現在の地に奉遷せられ、左右ニ神を増して三座とせられた。爾来、現在の春日大社の別宮に属し式年の営繕費、年中の祭礼等は、興福寺、春日社の朱印高二万石の内と社頭所禄三方楽所料二千石の一部によって行はれたが、明治維新後はこの制度も廃せられ、専ら氏子と冷凍業界の奉賛によって維持せられて今日に及んでいる。また、本殿東側には末社として、南都舞楽の楽祖なる狛光高公を祀った舞光社がある。
1. Yoshii9完成奉告祭と音楽再生奉納
3月31日(土)午前11時より
奈良で研究開発された超忠実再生スピーカーシステムとして、Yoshii9により雅楽が再生奉納されました。
また、超忠実再生の考えの一端を身近に実験可能な素材として「氷室の福音マーカーペン」が(株)タイムドメインと(株)クレタケの奉賛により300円以上ご奉納の方先着100名様に授与されました。
2. 沖縄の古典舞踏奉納(玉城流円の会・平良富士子琉舞道場喜納の会)
同日 正午ごろより
曲目 踊いクワデイーサー 繁盛節 花風 かせかけ
上り口説(ニ歳踊り) 加那ヨー
こちらの奉納でも、Yoshii9が使用されました。
3. 平成12年度南都流舞楽伝承教室奉告祭および成果発表会
財団法人全日本郷土芸能協会より平成12年度の助成を得、一部の衣装装具等の修理更新等の成果と、日頃の練習成果の発表を、氷室神社で行われました。
同日 午後5時より
曲目 振鉾
胡蝶(右の童舞)
賀殿(左の舞)
登天楽(右の舞)
長慶子(奉楽)
こちらでも、生演奏を補うために急遽Yoshii9が使用されました。
さらに、翌4月1日にも反響にお応えして、Yoshii9再生奉納が行われました。
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