映画の音声で重要なのは「ダイアログ(せりふ)」「環境効果音」「音楽」の3要素です。この中でも特に「ダイアログ」が多くの映画では中心的な存在となるため、もっとも重要であると言えます。また後ろから大きな音や異音が出ると人の意識は画面から離れてしまうため、後方からの音(「環境効果音」であることが多いですが)は極力自然である必要があります。
ダイアログ | はっきりと聞こえなければ、映画の内容が明確にわかりません。さらに画面に合わせて前方にしっかりと定位する必要があります。 |
環境効果音 | シーンごとの背景をイメージさせる環境音や場を盛り上げる効果音などがあります。これらは全方向で奥行き感や広がり感、また特にダイアログを取り囲むように存在する環境音はリアル感を与えてくれます。 |
音楽 | 映画の中で常に流れているのが音楽です。あるときは画面だけでは表現しにくい心理描写のために、またあるときは雰囲気を盛り上げるために、と様々な使い方がされます。これらは画面前方奥に位置することが多いようです。 |
DVDプレーヤーには必ずといっていいほど2チャンネルアナログ出力もありますので、直接Yoshii9につないでシンプルに映画を楽しむ場合でも、上記3要素のうち「ダイアログ」と「音楽」に関してはもちろん、「環境効果音」に関しても2本のスピーカーで十分な効果が得られます。
ところが、Yoshii9をさらに1組増やしてリアスピーカーにも使えば、映画独特の臨場感や移動感も映画監督の意図通りに再現でき、2チャンネルとはまた違った楽しみ方ができます。Yoshii9を鳴らしても通常スピーカーの存在をほとんど感じませんが、これが4本になってもそのスピーカーの存在を感じさせない鳴らし方が可能なのです。ですからまさに映画の1シーンの中に飛び込んだような体験をすることができます。
Yoshii9を使ってサラウンドを楽しむためにはDVDプレーヤーとテレビ以外にアナログマルチ出力のついたAVアンプ、そしてYoshii9が2組必要です。ちょっと贅沢かもしれませんが、Yoshii9のサービスエリアの広さを生かして、そこにいる人全員が映画館並、あるいはそれ以上の音質と驚くような臨場感で映画を楽しむことができます。もちろんデジタル放送の5.1チャンネル音声もこの組み合わせでお楽しみいただけます。Yoshii9の定位の良さを利用すれば置き場所に困るセンタースピーカーは必要ありませんし、リアスピーカーも2本で十分な空間を演出してくれます。
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Yoshii9を使ったホームシアター |
従来スピーカーを使ったホームシアター |
AVアンプの設定方法やYoshii9との接続方法は
http://www.timedomain.co.jp/support/qa/qa_037.html
をご参照ください。
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