TIMEDOMAIN
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センター月報 2001年6月号

ビジネス情報

タイムドメイン理論によるスピーカー Yoshii9

 音楽の感動を伝えるには、またアーティスト(音楽家)の心まで伝えるには何が必要であろうか。それには何も加えず、欠落させずに、音源からの音を100%引出し、ありのままに伝えることが必要である。音楽家が選んだ楽器の音色、長年努力して得た演奏。これらの全てを再生しなければならない。
 従来、媒体にはそこまでの音は入っていないと思われてきたし、むしろオーディオ的な快さを求める傾向もあった。そのような中で新たな研究を始め、音、音楽の超忠実度再生のために理論の見直しから始められたのが、株式会社タイムドメイン(代表取締役社長 由井啓之 生駒市高山町・高山サイエンスプラザ)である。なお同社は、南都銀行のベンチャー支援ファンドの第1号でもある。
 タイムドメイン理論では、音が発せられてから消滅するまでの音の波形を正しく再現することが原音の忠実な再生になると考えている。それを実現するためには、さまざまな要因で発生する不要な振動や反射音をなくす必要がある。
 タイムドメインオーディオでは「時間領域」で考え、音はもともと空気の圧力が時間とともに変化するのが耳に認識されるものである。これを忠実に再生するということは音圧波形を忠実に、ということになる。
 従来の箱形はパネルで構成されているので箱固有の剛体振動があり、これはいくら補強しtも止まらない。そこから発生する不要輻射が音を濁らせている。これに対しタイムドメイン方式では卵型や筒型になる。

「Yoshii9」(写真の円柱型スピーカー)
 実に変わったスタイルである。照明器具かインテリア家具に見える円筒(直径9cm)がスピーカーである。
 8cm口径のスピーカーは上端で真上に向けているだけである。この筒は指示体として仮想グランドと一体化されたユニットを支えているが、ユニットとはゲル(ゼリー状物質)で遮断されているのでどちら方向にも振動することはない。筒の材質はアルミ、表面をホーニングで硬化したあとで硬質あるまいと処理しており、構造体としてのパイプ形状の剛性と相まって内部音圧で振動することはない。
 また従来のスピーカーユニットでは不可能であった内外の反射音からの影響を避けるため同社の開発した「卵型スピーカー」は極めて剛性が高く、振動しにくい構造である。